専務 松本 自己紹介へ

木造住宅の耐震診断をしました。

2014/03/11(火) 家づくりのこと

東日本大震災から3年が過ぎました。あれから3年とは早いものです。

会社の事務所も大きく揺れ、本棚が倒れて建物の外に出るのが精いっぱいだったのを思い出します。

 

 その当時はこの鳩山町でも、地盤の弱い場所では屋根瓦が落ちて割れたり、建物に被害があったお宅も多かったです。

大きい余震に気をつけながら、職人と一緒に屋根に上がって屋根の応急処置をしていました。屋根修理をしているそばから、隣近所の方に依頼されて、できるだけ早く屋根を修理するのに大変苦労したのを記憶しています。

 

政府でも最近首都圏直下型地震の警告も発していますね。当社でもいつか発生するであろう地震のために、木造住宅の耐震リフォームなどを手掛けています。

耐震リフォームする前にはより良く補強工事を進めるために耐震診断を行っています。

 

今回は、今度リフォームするお宅を耐震診断しました。

 

当社で行う耐震診断は、簡易的に間取り図だけで判断するのとは違い実際にお宅にお邪魔して2~3時間をかけて丁寧に調査していきます。

建築確認の図面があればそれを参考に調査を進めます。図面がない場合は、実測しながら図面を起こして実際にどこに筋違などが入っているか、壁材の種類などを確認していきます。

 

耐震診断 鳩山町

 

筋違を確認するには色々な方法がありますが、表面からでは判断できない箇所もあるので小屋裏や床下にもぐります。

一緒に、腐朽している箇所はないか、シロアリの被害がないかも確認していきます。

 

耐震診断 鳩山町

 

耐震診断 鳩山町

 

下の写真は基礎に鉄筋があるか、鉄筋センサーで鉄筋の有無やピッチなどを調べているところです。

 

耐震診断 鳩山町 鉄筋検査

 

色々隈なく調査して、耐震診断はおよそ3時間くらいで終了しました。

 

リフォームの予定などなくても地震の備え対策として、今の住まいの状況を知ることは大切だと思います。

耐震診断だけでも受け付けていますし、自治体の補助金も受けられる場合があります。築年数がたっている住宅に住まわれている方には耐震診断はお薦めしています。

 

以前として東北の復興はまだまだで、自分自身は何の役にも立てないですが、少しでも早く復興を出来るように願うだけです。